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BONDI CAFE
【広尾店】
〒106-0047東京都港区南麻布5-15-9バルビゾン70 1F
03-5422-9449
営業時間:09:00~翌02:00

【YOYOGI BEACH PARK】
〒151-0063東京都渋谷区富ヶ谷1-15-2バルビゾン55 1F
03-5790-9888
営業時間:09:00~翌02:00

【BONDI COFFEE SANDWICHES】
〒151-0063東京都渋谷区富ヶ谷2-22-8アキラビル1F
03-5738-7730
営業時間:07:00~20:00

連携メディア

BONDI CAFE

都心でボンダイビーチの雰囲気が感じられる 開放的な空間

 オーストラリア・シドニーにあるボンダイビーチをイメージしたカフェレストラン『BONDI CAFE』。2009年、東京・広尾に1号店を構え、その後代々木公園の近くに2号店となる『BONDI CAFE YOYOGI BEACH PARK』をオープン。更に2014年5月には、渋谷区富ヶ谷にこれまでのスタイルとは異なる、コーヒーとサンドウィッチにスポットを当てた『BONDI COFFEE SANDWICHES』をスタートさせ、現在では「BONDI CAFE」ブランドの名を有した3店舗が運営されている。どの店舗も、天然木を随所にあしらったナチュラルさと、まるで海にいるかのような開放的な雰囲気が感じられるインテリアが特徴的で、広尾店の開店以来多くのファンを惹きつけている。この「BONDI CAFE」のコンセプトは、運営会社である「株式会社DOLCEZZA(ドルチェッツァ)」の代表、井谷稔氏によって生み出された。そのコンセプトを基に作り上げたこだわりの店舗環境や、「BONDI CAFE」を始めた経緯について、井谷氏にお話を伺った。

<<なぜ施設環境へ投資したのか>>

 以前所属していた会社の研修旅行で、初めてボンダイビーチに行く機会を得た井谷氏。その時に感じた地元の雰囲気と近隣の飲食店で目にした、ある“ギャップ”が「BONDI CAFE」を始めるきっかけになったという。ボンダイビーチの魅力的なテイストに井谷氏のこだわりが加わり、今の「BONDI CAFE」のコンセプトが誕生した訳だが、ボンダイビーチが井谷氏を魅了した理由とは一体何だったのだろうか。

井谷氏:「BONDI CAFE」を始める以前から私は外食産業に携わっていまして、独立前に別の会社で店長を務めていたころ、そこの研修旅行でオーストラリアのシドニーに行く機会がありました。慰安も含めてですが、シドニー市街にある当時の地元の人気レストランなどを視察してきました。その中で1日オフの日があったので、当時からサーフィンが好きだった私はどこかにサーフィンに出掛けることにしたんです。そして、地元のサーフショップに寄ってシドニー近郊でサーフィンができるスポットを聞いたら、ボンダイビーチを教えてくれまして、その時に初めてボンダイビーチのことを知りました。当時は変な名前だなと思いましたね(笑)。ボンダイはシドニーから近いこともあって、ビーチ沿いに飲食店が多くあるんです。サーファー以外にも朝からジョギングをしたり、ヨガに取り組む方たちが集まっていて、とても良い雰囲気で。サーフィンを楽しんだ後、私もブランチのために沿岸のお店に入ったのですが、皆店内でも裸足だったんですよね。裸足というラフな状態なんですが、テーブルの上ではフォークとナイフを使って食事をされているんです。そんな地元の方たちの姿が、私にとっては衝撃的でした。その時から、「こんな雰囲気のお店をいつか東京でできたら」と思うようになりました。自分の中で、東京でお店を経営することにこだわりがありまして、都心に海はありませんが、ボンダイの雰囲気を東京で再現することが一番自分らしいお店作りだなと感じました。
このボンダイで見た光景が、今の「BONDI CAFE」のブランドの根底にあります。店内の雰囲気ももちろんそうですが、裸足の状態でもペットと一緒でも、どんなお客様でも気軽に入れるお店にしたいという想いがありました。時間も朝から深夜まで営業していますので、お客様の好きな時間にいつでも利用していただければと思いますね。その一方で、テーブルの上に関してはレストランにも引けを取らないようなメニューを提供することを大切にしています。仕込みの段階から時間を掛けてしっかりとした料理をお出ししていますので、当店のキッチンは結構大変です。ですが、飲食店である以上は必ずお客様に“おいしい”と言っていただけるように「食」の部分には力を入れて取り組む必要があると考えています。今思い返すと、ボンダイビーチで見たこの“ギャップ”が私の中で一番響いたものだった気がします。テーブルの下は気軽な空間でも、その上ではしっかりと作り込まれたおいしい料理が味わえるという、このギャップが最も再現したかったところですね。

<<こだわって作り上げた店舗空間>>

 ボンダイビーチの雰囲気を東京の都心で再現するため、店内の内装にも様々なこだわりが反映されている「BONDI CAFE」。その方向性は井谷氏自身が考えたもので、素材の選定や施工などにもすべて携わっているという。井谷氏が楽しみながら作り上げた店舗環境は幅広い方たちに共感され、支持される空間になっている。そのこだわりについて、詳しくお話を伺った。

井谷氏:ボンダイビーチも含めてですが、オーストラリアはとても緑が豊かな場所です。南半球の気候の影響もあって、アメリカのカリフォルニアと比べてもまた雰囲気が異なります。オーストラリアはあれだけ大きな国ですが、人口の9割以上が海沿いに住んでいて、人々の中に“海は豊かな資源だ”という意識が浸透しています。そのため、ほとんどの人が日常に海を取り入れて生活しているんですよね。ビーチ周辺のインフラも非常に快適に整備されています。海側から見ますと海と砂浜があって、次に駐車場などに使われるアスファルトのスペースがあって、その内側に芝生が整備されていることが多いです。ここは誰でも自由に使用できるスペースでビーチパークのような場所ですよね。その更に内陸側に国道といった幹線道路が走り、皆が生活している街があります。ほとんどのビーチがそのようになっていまして、この海と芝生の組み合わせが開放的な雰囲気のポイントだなと感じました。
そうしたナチュラルなテイストを再現したかったので、店内の内装にはできる限り天然木をあしらいました。芝生や砂浜を店内に敷くのはさすがに大変ですので(笑)。木目調のシートなどもありますが、そうした素材は使用せず、とにかく本物の木材を使うことにこだわっています。こうした内装のコンセプトは私自身で考えました。また、マテリアルの選定などもできる限り自分で行っています。ペンキ屋さんの作業に立ち会って一緒に色の調合をしたりもしますし、そうした工程も楽しんでやっていますね。広尾店をオープンする際は、バリまで家具や木材を買い付けに行きました。ココヤシの木を加工した木材があるのですが、この木は砂浜付近で育つことが多く、成長の過程で根から砂を一緒に吸い上げるため幹が非常に堅くなります。当時この木材が気に入って、現地で相当な数を買い取ってきました。これは広尾店の屋外ウッドデッキなどに使用していますが、実際あまり傷んだりせず重宝しています。オーナーという立場でここまでやるのは珍しいかもしれませんが、私も好きでやりたくてやっています(笑)。
またお店の雰囲気作りの方向性として、海がテーマのお店ではありますが、お客様がサーファーの方たちだけに偏らないようにしたいと思っていました。私が見たボンダイビーチも、ビーチを満喫しているのはサーファーの方たちだけではなかったんですよね。読書に熱中する方やジョギングをしている方、エクササイズに打ち込む方など、海沿いで皆さんがそれぞれ好きなように時間を過ごしていました。「BONDI CAFE」もそのように、多くのお客様に憩いの場所として使っていただけるお店を目指しています。

<<変化や反響について>>

 「BONDI CAFE」の1号店となる広尾店は2009年の12月にオープンし、その約2年後の2011年の11月に2号店となる代々木店が営業を開始した。様々な試行錯誤を繰り返しながら次第にファンを増やし、2014年の5月には今までとはスタイルの異なる「BONDI COFFEE SANDWICHES」がスピンオフしている。これまで培ってきた「BONDI CAFE」ブランドの魅力により、各店には多くのお客様が集う。お店にやって来る方たちの反響とは。

井谷氏:広尾店を開店した当初は、地元の年配の女性がよく来てくれました。お店の雰囲気が珍しかったようで、ボンダイではなく「バリみたい」とよく言われていましたが(笑)。その後、お子様を連れた若いママさんもいらっしゃるようになりました。もともと小さなお子さんが来ることを想定していなかったので、急いで子供用の食器やベビーチェアなどを用意した思い出があります。私の予想より意外と女性のお客様が多く、日中の昼間は100%女性のお客様で占められていることもありますね。当初は午前11時から翌5時までという形で営業していたのですが、途中から試しにお店の開店時間を午前9時に早めて翌2時までの営業に変更してみたんです。変更した直後は午前中にはほとんどお客様は来ませんでしたが、しばらく続けているうちに近所の主婦の方たちがいらっしゃるようになりました。朝、お子さんを幼稚園などに送り出してから、そのまま家に帰らずに当店に寄ってお母さん同士で世間話をしていくという使い方をしてもらうようになりましたね。こうしたところは、広尾という土地柄ともうまくマッチしました。こんな風にお客様が自分のライフスタイルに合わせて、好きなようにお店を使ってもらえればありがたいです。
2011年の11月には、2号店となる代々木店をオープンしました。広尾店と代々木店はビルのオーナーが同じ方でして、代々木公園の前でお店をやってみないかと声を掛けていただいたのがきっかけでした。店舗展開のタイミングとしてはやや早いかなとも思いましたが、代々木公園の周辺は緑も多く「BONDI CAFE」のコンセプトとも合い、いつかはお店を出したいと考えていた場所の一つでしたので、これも縁だと感じ挑戦してみることにしたんです。代々木公園は渋谷が近いこともあり、若いお客様が多いイメージでメニューの値段設定に悩みました。近くに私の先輩が経営しているカフェがあるのですが、広尾店と同じ価格帯ではこの辺では無理だから少し下げた方がいいよ、なんて言われたりもしまして。ただ同じ「BONDI CAFE」の2号店なのにメニューが違ってしまうのはおかしいと考え、厳しくても1年間は広尾店と同じメニューで勝負してみることにしたんです。いろいろ心配したのですが、ふたを開けてみたら当初の懸念をよそに、付近に住んでいる方たちを中心にたくさんのお客様が来てくれました。これは代々木店を開店してから知ったのですが、代々木エリアでも意外と広尾の「BONDI CAFE」のことを知ってくれている方がいらっしゃったようです。広尾店に行ったことがあるという方や、前から気になっていたと言ってくれる方もいまして。そうした方たちが新たに「BONDI CAFE」がオープンしたということでたくさん来てくださったので、そこは嬉しく感じましたね。
「BONDI COFFEE SANDWICHES」は、2014年の5月に東京大学駒場キャンパスの裏手に位置する場所でスタートしました。そもそもこのお店は、「BONDI CAFE」で自家製パンを作っていたのでこれを活用して何かできないか、というところから始まりました。当初はハンバーガーという案もありまして、私としては両方とも好きなのですが、サンドウィッチの方が中身を工夫することができてバリエーションが豊かになると思い、それにコーヒーを組み合わせた新しいお店をやってみようと。このお店に関しては、これまでの「BONDI CAFE」よりシンプルにしようという方針で、“引き算”の考えでコンセプトを固めました。その考え方の一つとして、ディナータイムの代わりに朝早くからお店を開けてデータイムを充実させるようにしています。近所の方たちにも利用していただいていますが、午前7時から開いているので出勤前に車で寄って、ここで朝食をピックされていくお客様も多いです。また、このお店には“縁側”と呼んでいる店内と外を結ぶ開放的なベンチシートを設置しています。大きな一枚板を用いた気持ちの良い空間なのですが、オープン当初はシートを“テーブル”と勘違いされるお客様もいらして、お店に行った際はシートに座って、その使い方をさりげなくアピールしたりもしていました(笑)。

<<今後取り組みたい店舗環境づくり>>

 多くの方たちにそのコンセプトが支持され、今なお成長を続けている「BONDI CAFE」。今後もユーザーにより使いやすい環境を提供するため新たな出店を検討する他、国産の食材にもこだわり、これまで以上に「食」の充実を目指していくという。更に「BONDI COFFEE SANDWICHES」に関しては地方への展開も視野に入れている。これまで築いてきたブランドイメージをより磨き上げ、「BONDI CAFE」の進化はこれからも続く。

井谷氏:幸いなことに「BONDI CAFE」は多くのお客様に来ていただいています。ただ、時間帯によっては入りきらずに並んでいただいている状況なので、そこの部分は改善したいと考えています。そのために、現在新たな出店を検討しています。遠くに出店するというよりは、広尾店と代々木店と同じような距離感の場所に新たにお店を構えて、お客様が3カ所の選択肢から行きたいお店を選べるようにできれば理想的ですね。
また、これは開店当初からこだわって進めているのですが、お店で提供する食材を100%国産のものにしたいと考えています。今も野菜などの食材は季節に応じて日本各地から産地を変えて調達していますが、今後もその方針を拡大し、2015年は日本海側でお米や魚の販路を開拓する予定です。「BONDI CAFE」と言えば、“日本のおいしい食材が食べられる場所”というイメージにしたいですね。海外のお客様も多くいらっしゃるので、そうした方たちにも日本の味に触れて欲しいです。私も海外に行った際には、せっかくですからやはり地元のものを食べたいと思いますし。「BONDI CAFE」はオーストラリアのビーチをイメージしていますが、すべての面でオーストラリアの再現をするのではなく、「食」の部分は日本の人たちにとってベストなお店を目指していく予定です。
「BONDI COFFEE SANDWICHES」に関しては、今後は地方に向けた展開を考えています。できれば海沿いの場所に、というイメージがありまして、すでに神奈川県・湘南や千葉県などからオファーをいただいている状況です。今はまだできたばかりなので、現在のお店でいろいろと試しながらしっかりとコンセプトを確立し、サーフタウンを中心に展開できればいいなと思っています。おいしいメニューを提供することはもちろんですが、各地の若い方たちに働く場を提供しながら、地方のサーフタウンを盛り上げるお手伝いができたら嬉しいですね。

<<Pick Up>> “ここが、BONDI CAFEらしさ”

■細部にまでこだわった絶品メニュー
居心地の良い店舗環境で多くの人たちから愛されている「BONDI CAFE」だが、もちろんそれだけではなく素材にこだわったおいしいメニューも人気の要因の一つになっている。パンケーキやブレッド、ピザ生地などは店内の窯で焼いた自家製のものを使用し、ドレッシングやソースなどもオリジナルのものを提供している。「ボンダイズ エッグベネディクト」「ロコモコ」などが人気メニューだが、それらを含めて、基本的には“すべてのメニュー”がおススメだとか。野菜もダイレクトファームで調達しており、サラダベースと呼ばれるあまり注目されないレタスやグリーンリーフといった素材にまでこだわっている。

■“誰でも”“いつでも”気軽にお店へ
「BONDI CAFE」では、3店舗とも大型犬をはじめとするペットと一緒に入店することが可能で、誰でも気兼ねなくお店に入れることもまたその魅力。小さなお子さんを連れたお母さん方の利用も非常に多いという。また広尾店、代々木店は午前9時から翌2時まで、「BONDI COFFEE SANDWICHES」は午前7時から午後8時まで営業しており、モーニングからランチ、ティータイム、ディナーまで、自分の生活のスタイルに合わせていつでもお店を活用することができる。