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Aoyama Flower Market TEA HOUSE
【南青山本店】
東京都港区南青山5-1-2
03-3400-0887
http://www.afm-teahouse.com/aoyama
[月〜土] 11:00~20:00
(ラストオーダー/19:30)
[日・祝] 11:00~19:00
(ラストオーダー/18:30)
[ランチ] 11:00~15:00
(平日のみ)

【アトレ吉祥寺店】
武蔵野市吉祥寺南町1-1-24
アトレ吉祥寺B1F
0422-22-1492
http://www.afm-teahouse.com/kichijyoji
10:00~21:00
(ラストオーダー/20:30)

【赤坂Bizタワー店】
東京都港区赤坂5-3-1
赤坂Bizタワー1F
03-3586-0687
http://www.afm-teahouse.com/akasaka
11:00~23:00
(フードラストオーダー/22:00)
(ドリンクラストオーダー/22:30)

関連CREATOR

株式会社パーク・コーポレーション
都会には緑がありません。 無機質な空間で過ごす私たちは、都市特...

連携メディア

Aoyama Flower Market TEA HOUSE

“温室”が生み出す、新鮮な癒しの空間

 花や緑に囲まれた心ゆたかなライフスタイルを提案し、全国に店舗を展開している青山フラワーマーケットが2011年9月にオープンさせたカフェ『Aoyama Flower Market TEA HOUSE』。青山フラワーマーケットのコンセプトである「Living With Flowers Everyday」を体感できる場として“心豊かな時間・空間を提供したい”との想いで作られた同店は、本店である南青山店をはじめ、現在では吉祥寺店、赤坂店と3店舗に渡り展開されている。その空間デザインのコンセプトは“温室”。店内に一歩足を踏み入れると、その空間いっぱいに広がる緑と色鮮やかな花々が出迎えてくれる同店では、花屋である青山フラワーマーケットが手掛ける店舗ならではのこだわりや工夫をあらゆるところに垣間見ることができる。今回は各店におけるそのこだわりの部分を中心に、青山フラワーマーケットを経営する株式会社パーク・コーポレーションのDesigner 片平麻衣子氏にお話を伺った。

<<なぜ施設環境へ投資したのか>>

 この『Aoyama Flower Market TEA HOUSE』をプロデュースしている青山フラワーマーケットを経営する株式会社パーク・コーポレーションでは、ショップ事業・カフェ事業だけでなく、「parkERs」という空間デザイン事業も行っており、同店においてもTEA HOUSEのマネージャーと、このparkERsのグリーンチームメンバーがグリーンを含め全てのデザインを手掛けたという。花屋が運営するカフェとして他に類を見ないデザイン性で人々を魅了する同店が、“温室”というコンセプトを叶えるために店舗環境へ投資をした背景と、そのコンセプトに込められた想いについて伺った。

片平氏:基本的にいつも青山フラワーマーケットとTEA HOUSEをセットで売り出していこうという考えでやっていたんですけど、TEA HOUSEは大きな区画がいるので、その区画上なかなか施設の方からOKが出なかったり、物販関係のフロアと飲食のフロアが違っていたりして、テナントとしてまだその事例がなかったためになかなか貸してもらえなかったりということがありました。そんな中で、吉祥寺に関しては、たまたまあの区画であればどうですか?というお話をいただいたというのがきっかけとしてありますね。赤坂に関しては、元々青山フラワーマーケットの店舗があって、そのお隣が丁度空いたということで、赤坂Bizタワーさんの方から空きましたよというお知らせをいただき、是非拡張したいということで展開させてもらった感じです。もう本当にタイミングですね。
プロジェクト自体はTEA HOUSEのマネージャーとparkERsが集まって進行されたのですが、南青山本店に関しては、構想含め1年がかりで取り組みました。元々青山フラワーマーケットはパリのマルシェをイメージしているのですが、お花屋さんなので産地さんとの繋がりを凄く強く持っています。その産地さんで育っている花が一番美しいねって言った時に、“温室”をテーマにしようという話になったんです。テーブルに関しても、ガラスの天板にしていますが、目的は温室で花を見ながら食事ができると、花を感じる時間を長く持ってもらえるというところから発展しているんです。何より、「鮮度感ある花を感じる時間」というところを一番大事にしています。

<<お店のこだわりについて>>

 南青山の本店が2011年9月にオープンした後、2013年6月に吉祥寺店、2014年6月に赤坂店と立て続けに新たな店舗を出店。“温室”という共通のコンセプトを軸にしつつも、店舗ごとの街の雰囲気に合わせて少しずつデザインやサービスを変化させているという。中でも赤坂店に関しては、青山フラワーマーケットと隣り合わせで見れるというところで、初めて青山フラワーマーケットの店舗のコンセプトを少し変化させ、「温室(ファーム)から飛び出した先の風景」を店舗に用いたのだという。そんな同店のこだわりについて、施設面とサービス面、両方の角度から伺った。

片平氏:施設面としてのこだわりは、“温室”ということで「グリーンに包まれている感」が一番のコンセプトになるので、それについてはグリーンを枯らさないように自動灌水と言って自動的に水をあげるシステムを作り上げました。あとは、週替わりでお店に飾るお花を替えています。赤坂においては、青山フラワーマーケットで「TODAY’S FROWER」というその日の一押しのお花をお薦めするというのをやっているんですけど、そこと連動させて、TEA HOUSEにあるものがそのままお店で買っていけるようなシステムを作ったりということもやっています。他には、流し台とは別に水が常に出っ放しのところがあったりするのですが、そこで田舎臭さというか、実際田舎や農家にあるよね、というような水の見せ方をして、水の音を楽しんでもらうという工夫もしています。それに合わせて鳥のさえずりが聞こえてくるようにしていたりだとか、“五感”で楽しめるというところを一番重要視しています。
また、サービス面でのこだわりとしては、お花を散りばめたようなサラダだったり、軽食的なものがメインで始まってはいるんですけど、吉祥寺店は街としても止まるような地域ではなく、歩いて散策したりして楽しむ街なので、テイクアウトを実施したりもしています。赤坂店に関しては、赤坂という土地柄、夜は飲み屋街になってしまうので、夜のメニューを凄く強化したりしています。元々お酒は置いていたんですけど、赤坂店に関しては「お酒を飲めますよ」というのを凄くアピールした初めての店舗でもあります。あと、おにぎりも始めましたね。これを始めるにあたっては、お米はどこのものが美味しいかというのもメンバーで食べ比べをしました。
全店舗で共通しているのは、コーヒーは出さずにハーブティーを出しているというところです。花やグリーンの香りを楽しんでもらえるように、自然の素材とか野菜とかオーガニックなものがメインになりますね。お花屋さんらしく、産地や生産者にこだわり、カラフルで綺麗な料理を楽しみながら食せるところが一番の売りです。

<<変化や反響について>>

 カフェとして展開している同社は、自らを「料理屋ではなく、空間屋。」と位置付け、来店する全ての人に花のある時間と空間をより身近に、生活の一部として感じてもらいたいという想いを持って、サービスを提供し続けている。そんな同店に足を運ぶ方々からは、実際にどのような声が上がっているのだろうか。

片平氏:お客様からは凄く好評で、皆さん満足していただけているようです。「素敵ですね」という声は本当によくいただきますし、女性のリピーター率も凄く高く、特に海外のお客様からの注目度は非常に高いです。気に入ってもらえた方には何度も来ていただけていますが、男性の方はまだまだ花に「かわいい」という印象が強いように感じます。青山フラワーマーケットの方でも、海外ではお花というのは日常的に男性も多く買うものなので、やっぱり男性率は増やしていきたいと思っています。TEA HOUSEは元々、TEA HOUSEで体感をしてもらう中で花の良さやグリーンの良さを知ってもらい、実際にお店で買ってもらうという行為を促すための拠点となっているので、その辺は本当に男性にも体感していただかないといけないところだなと思っていますね。
あとは、カフェに来ていただいたお客様の中で、帰り際にお花を買って帰られる方は多くいらっしゃいますね。凄い相乗効果があるみたいです。先程お話しした「TODAY’S FROWER」っていうものとTEA HOUSEの店舗内を連動させることで、今日の一番の売りを体感してもらえるというのがやはり大きいのだと思います。

<<今後取り組みたい店舗環境づくり>>

 同店を運営する青山フラワーマーケットは1993年に南青山本店をオープンさせてからというもの、順調にその店舗数を増やし続け、現在全国に90店舗を展開するほど、今や誰もが知る花屋としてその名を広めている。そんな青山フラワーマーケットと共に現在各所で話題になっている『Aoyama Flower Market TEA HOUSE』だが、今後その店舗環境づくりにおいてはどのように考えているのだろうか。また、今後の展望についても伺った。

片平氏:TEA HOUSEの全店舗を見ているマネージャーが一人いるのですが、その方から都度意見をもらって常に改善を繰り返しています。植物は一年を越してみないと立地・地域・環境の何が不調かもわからないので、その都度確認をしています。
今やっと3店舗が出来上がった状態で、まだまだその名を広めている種蒔きの最中なので、これからどう育てていこうかというところですね。最近になって認知度が上がって国外でも注目されてきているので、それに対してどう対策を練るかは、今からのお客様の反応を見てからなのかなと思っていますね。 また、今後国内に関しては各地の拠点にも出店していきたいねという話は出ています。一番は青山フラワーマーケットの店舗とセットで出していきたいというのがあるので、そこは今後も強化していきたいと思っています。

<Pick Up> “ここが、Aoyama Flower Market TEA HOUSEらしさ“

■各店舗で行われるイベントの数々
『Aoyama Flower Market TEA HOUSE』では、毎月各店舗ごとに花と寄り添う数々のイベントが開催されている。フラワーレッスンでは講師の方を迎えて本格的なレクチャーを受けることができたり、ワイン会では“Flower Wine Night”と称して、緑で包まれた空間で花を愛でながらワインを楽しむことができるなど、空間を活かしたイベントの数々が行われており、毎回花やグリーンを好む方々が多く集うのだとか。フラワーレッスンにおいては、レッスン終了後にTEA HOUSEオススメの一口スイーツとともにティータイムを楽しむこともできるという。毎月様々なイベントが開催されているので、ホームページのチェックも欠かせない。

■吉祥寺店限定の嬉しいサービス
吉祥寺店では、温かいドリンクをテイクアウトで注文した方全員に、お花を1本プレゼントするという同店ならではのサービスを行っている。「すべての人のTEATIMEに植物のリラックスを感じてほしい」という想いで2013年の開店当初から行われているこのサービス。お花はもちろんのこと、そのお花が入れられたフラワーバッグもとても可愛らしく、そのままフックやドアノブに引っ掛けて飾れるようなデザインになっている。こういう些細なところにも、「Living With Flowers Everyday」というコンセプトに対するこだわりが感じられる。