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ジーエフシー株式会社
【本社】
〒501-6193
岐阜県羽島郡笠松町田代978-1
TEL:058-387-8181
FAX:058-388-9201

【東京営業所】
〒104-0032 
東京都中央区八丁堀4丁目6番1号
八丁堀センタービル1F
TEL:03-3555-1514
FAX:03-3555-1535

連携メディア

ジーエフシー株式会社のオフィスデザイン

創造性を発揮し、会社の“顔”となるオフィス

 和食の食材・メニューを中心に、業務用加工食品の企画・開発、卸売業を手掛けている『ジーエフシー株式会社』(以下GFC)。岐阜県羽島郡笠松町に本社を置き、“「おいしい出会い」を創りたい”という企業理念のもと、各協力メーカーから高品質な商品を安定的に仕入れ、日本料理店やホテル・旅館をはじめ、外食チェーンなど多様なユーザーに提供している。同社が扱う商品は食品だけに止まらず、それらを盛り付ける器や美しく見せる装飾品に至るまで、年間4万アイテム以上を取り扱っている。更には「GFC」(GLOBAL FOOD CREATORS)という社名の通り、日本国内だけではなく世界に対しても和食の魅力を発信し、また世界の食材を日本に広めるべく事業を展開している。そんな同社は国内にある6拠点のうち、2014年に東京営業所のオフィスを移転。この移転により、環境を刷新して様々な機能強化を図り、社員が活き活きと働くことができるオフィス環境を実現させた。その新しいオフィスの特徴や狙いについて、移転プロジェクトを推進した取締役管理本部副本部長 兼経営企画室室長の丹羽淳氏にお話を伺った。

<<なぜオフィス環境へ投資したのか>>

 2014年8月に東京営業所のオフィスを移転したGFC。場所は移転前と同じ中央区八丁堀だが、今回の移転により、これまで事務所機能が中心となっていた環境に様々な付加価値を加え、外部への発信力などを強化。結果的に、新たな機能を取り入れた理想のオフィス環境を手に入れた。今回の“移転”という環境投資の背景には、一体どのような狙いがあったのだろうか。

丹羽氏:当社は日本食を中心に、多様な食材や加工食品の卸売業を手掛けている会社です。岐阜に本社がありまして、現在は全国に6拠点を有し、幅広く事業を展開しています。和食を中心とした食材を扱うという当社の事業内容から、築地のお客様や取引先との連携がしやすいよう、以前から八丁堀に東京営業所を置いていました。新しいオフィスについても場所は八丁堀のまま変わってはいませんが、今後を見据えてより良い環境を実現するため、今回移転を決断しました。

以前の東京営業所のオフィスは、文字通りただの“事務所”としての機能しかなく、外部からのゲストをお迎えしたり、商品のプレゼンテーションなどを行うことができるような環境ではありませんでした。今回の移転ではそうした課題を解消し、外部の方とより積極的に交流できるような環境を整えることや、更に将来を見据えて2020年の東京オリンピック・パラリンピックという大きなイベントに対応できる拠点にしたいという目的がありました。加えて、現在海外での売り上げも順調に伸びてきている状況で、国外のお客様にも当社や商品のことをアピールすることができるオフィスにしたいという狙いもありました。

また何より、今回のオフィス移転で最も実現したかった点は、当社の社員たちが活き活きと働けるような環境を整備したいということでした。実はこのオフィスの中で、最も自然光が入る一番気持ちの良い場所はゲストルームではなく、社員の執務スペースになるようにレイアウトしています。そうした快適な環境を整えた上で、今まで以上にクリエイティブな発想が湧いてくるような仕掛けや要素を詰め込み、ワクワクするようなオフィスを目指して新たな環境作りを進めました。

<<オフィス環境変革後の変化や反響>>

様々な機能を取り入れて完成した東京営業所の新オフィス。今回の移転プロジェクトは、外部への発信力を強化しつつも社員たちのことを何よりも第一に考え、働きやすく、且つ創造性が最大限に発揮されるようなオフィス環境を目指して進められた。こうした環境を創り出すため、同社は「有限会社プラスタック」をパートナーとして選び、共に理想のオフィス環境を具現化していったという。そんな新オフィスへの移転後の反響や変化について伺った。

丹羽氏:今の東京のオフィスで働いている社員たちはその変化や効果をあまり実感していないかもしれませんが、岐阜の本社で働く社員と話している時と、東京営業所にいる社員と話している時の雰囲気を比較すると、明らかに東京のオフィスで働く社員の方が未来志向であったり、あるいはクリエイティブなアイデアを持っていたりする感じがします。この点については移転プロジェクトの目的の1つでもあった、「創造的な仕事に繋がるオフィス環境」の成果が少しずつ出てきているのかなと思っています。例えばですが、今後各営業所の社員に1年間だけでも東京で研修をしてもらうことで、新しい刺激を感じ取ってもらったり、マンネリ化した業務の中にクリエイティブなマインドを持ち込み、それを各営業所へ波及してもらったりなど、そうした取り組みも考えられるような環境になりつつあります。

今回の移転プロジェクトは「有限会社プラスタック」さんと一緒に進めていったのですが、デザインに関しては当社から事前に要望やイメージをお伝えした上で、それらをベースに様々なアイデアをご提案していただきました。例えばテストキッチンに関しては、設備面はもちろんですが、ゲストに商品をよく見ていただけるようにスタジアム形式にしつつ、小料理屋のような落ち着いた雰囲気にしたかったので、写真を交えながら当社のイメージをお伝えしました。キッチンもカウンター部分をはじめ、つい下の方に目線が向きがちですが、実は天井に和紙があしらってあったり、日本の瓦をモチーフにした意匠の壁になっていたり、当社の要望を取り入れつつも、細部にはプラスタックさんのデザインが織り込まれています。また、こうしたデザイン力・提案力だけではなく、プロジェクトのマネジメント面でもプラスタックさんの調整力を発揮していただきました。施工業者とのコミュニケーションやマネジメントもしっかりと進めていただき、スケジュール管理も含めて安心してプロジェクトを任せることができ、非常に良いパートナーだったと思っています。

<<GFCの新たな“顔”となるオフィス>>

 移転後の同社のオフィスは、社員の創造性が発揮される働きやすい環境に進化したというだけでなく、東京におけるGFCの拠点として様々な情報を発信する機能が盛り込まれた。将来的には東京営業所から東京支社、そして東京本社へと発展してもらいたいという願いも込められているという。GFCの新たな“顔”として、東京営業所のオフィスが担う役割は大きい。

丹羽氏:当社は北から仙台、埼玉、東京、岐阜、大阪、福岡に拠点を置き、日本全国をカバーしています。また海外拠点としてシンガポールに現地法人を有するほか、製造グループ子会社も持っています。国内の多くの拠点は物流センターのような側面が強く、岐阜本社も巨大な“倉庫”というイメージです。その中で、東京営業所には物流機能がありません。ただ、東京には全国の飲食チェーンの本社などが多くありますので、そういった意味で東京営業所はお客様をお招きするゲストハウスとしての役割や、プレゼンテーションの場としての機能に特化した、本社に次ぐ主力となる拠点です。

当社の社名が「GFC」(GLOBAL FOOD CREATORS)ですので、国内だけではなく各地に和食の魅力を伝えるため、世界を見据えながら和のテイストをどう織り込むか、バランスを考えてデザインの方向性を検討しました。エントランスには液晶モニターを設置し、当社や商品について映像で紹介できるようにしています。また、世界の各都市の時刻を表す時計も用意し、グローバルな要素を取り入れました。当社が岐阜発祥の会社ということで、通路の壁一面には「美濃和紙」を飾っています。2014年に美濃和紙の最上級に位置する「本美濃紙」を含めた「和紙:日本の手漉和紙技術」がユネスコ無形文化遺産に登録されており、同じく文化遺産に登録された「和食」と同様、共に日本を代表する文化ですので、そうしたエッセンスをオフィス内にも取り入れています。

今までのオフィスはゲストの方に見て楽しんでもらえるような要素があまりなかったのですが、今の東京オフィスはGFCがどのような会社であるのかが、オフィスを通して伝わるような空間になっているのではないかと思います。

<<今後取り組みたいオフィス環境づくり>>

 GFCでは東京営業所だけではなく、全社的にも快適で創造性が発揮されるオフィス空間の実現を目指しているという。レイアウトや機能面の拡充に注力し、今後も社員の働きやすい場所を整えるため様々な試みを取り入れながら、コミュニケーションやクリエイティブなアイデアが活発に生まれる社内環境作りを推進していく。

丹羽氏:岐阜本社でも2015年5月に執務スペースの見直しを実施し、当社社長の西村を中心に各社員のデスクが放射状に広がっていくレイアウトに変更しました。社長を囲むように役員・部長らが円形に座り、そこから各部署の列が伸びているような形です。放射状にすると、列と列の間に三角形のような空間ができますよね。そこにミーティングテーブルを配置して社員同士がそこでコミュニケーションを交わすことができるようにしています。またミーティングテーブルは従来の無機質な四角形ではなく、変形型のユニークなデスクを採用し視覚を刺激するような工夫を取り入れています。

この東京営業所を移転する上でも、コンセプトの1つとして“クリエイティブ”というキーワードがありましたが、オフィス全体に加えて、執務スペースの中にもどうやって自然と新しい発想に繋がる仕掛けを落とし込んでいくかという点が、まだまだこれからも改善していかなくてはいけないテーマです。社員が気軽に立ち話ができるスペースであったり、より自由な発想に結び付く刺激が感じられたりするような環境作りは、引き続き今後も考えていきたいですね。また、こうした取り組みを全社的にも波及させて、各社員の創造性がしっかり発揮できる環境を整えていければと思います。

<<Pick Up>> “ここが、GFCらしさ”

■ゲストをお招きできる本格的なテストキッチン
東京営業所のオフィス内には、ゲストに新製品などをプレゼンテーションするためのテストキッチンが設けられている。日本料理店をイメージした室内には白木のカウンターや本格的な調理設備が設置され、調理の実演なども見てもらえるようになっている。また、天井にあしらわれた和紙や日本の瓦をモチーフにした壁、執務スペースからキッチンを見ると能舞台のように見える演出など、随所に和のテイストを取り入れ、“GFCらしさ”が感じられる空間に仕上がっている。今では「見て・食べて・楽しめる空間」としてゲストからも好評な場所となっており、普段は社員たちの憩いの場としても活用されている。

■社員を第一に考えた充実した休暇制度
会社として「働く喜びを感じる企業へ」という長期ビジョンを掲げている同社は、社員のために充実した休暇制度を導入している。 「7連続休暇」は土日も含め1週間まるまる休むことができる制度で、1年に1度必ず全社員に活用してもらえるようにしているとか。また同社では「誕生日休暇」制度も取り入れているが、他社とは違う最大の特徴は、社員の“配偶者”の誕生日に休暇を付与しているところ。社員が活き活きと働くことができるのは、家族の理解・協力があってこそだという考えから、こうした制度を設けて“家族サービス”にあてる時間を提供しているのだとか。独身の社員の場合は、本人の誕生日に休暇を取得することができるという。