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デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
〒150-6033 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 YGPタワー33F

デザイン・設計

有限会社 プラスタック
私たちプラスタックは、レストランやファッションなどの店舗デザイ...

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デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社のオフィスデザイン

揺るがないコンセプトと共に進化する“シンプル”なオフィス

インターネット広告における次世代の新しい広告スタイルを見据えたパートナー「メディアレップ」として1996年12月に設立した『デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社』。現在では、メディアレップとして媒体社と広告会社の間に立ち広告枠の販売を行うだけでなく、クロスメディアプランニングや新たな広告商品開発、ソリューション提供など、インターネット広告に関するあらゆるサービスを総合的に提供している。「Empowering the digital future デジタルの未来に、もっと力を。」をコーポレートビジョンとして掲げ、日々変化する昨今のデジタル社会に対応しつつ、常に時代を読みながらデジタルの更なる可能性を切り拓く“デジタルエキスパート”として成長を続けている同社。そんなインターネットを中心とした“デジタル”な仕事を本業とする同社は、人々が直接集う、いわば“アナログ”とも捉えられるオフィス環境についてどのように考えているのだろうか。経営管理本部 副本部長の貞岡裕達氏にお話を伺った。

<<なぜオフィス環境へ投資したのか>>

 2005年に現在の恵比寿ガーデンプレイスタワー33階にオフィスを移転した同社は、まもなく移転10年目を迎える。恵比寿という人気の土地で3度に渡り移転を繰り返してきた同社だが、オフィスの入れ替わりが激しい恵比寿ガーデンプレイスタワーの中では今や古株の域に入るという。10年という長い歳月を通して同じ場所で改装・増床を繰り返し、オフィス環境に投資をしてきた同社に、その背景について伺った。

貞岡氏:1996年の設立当時こそ代々木上原にオフィスを構えていましたが、それ以降はビルを移転しながらも、ずっと恵比寿をホームタウンにしています。2005年に現在のオフィスに移転したことで、恵比寿で3度目の移転となりました。恵比寿という土地柄は、元々インターネット広告やIT系の会社が多かったので、昔から“日本のシリコンバレー”みたいなことを言われています。トラディショナルな旧来の広告会社はより都心に多いですが、恵比寿界隈は新しい会社が多く集まっていたというのもありますし、今ではこのビルの中にもデジタル関連の会社がたくさん入居するようになりました。そういう意味では、恵比寿という土地もこの業界ではある程度シンボリックな場所になったのかなと思っています。
移転当初は33階の半分のフロアからスタートし、その後2011年にワンフロアに増床、そして今回新たに34階を増床しました。実は今まで31階にもオフィスがあったのですが、今回その31階にあった部分を34階に移設することで、増床と移設を併せて行いました。インターネットを生業としているのに、ロケーションが近い・遠いというのもナンセンスだと思うのですが、やはり1階違いと2階違いというのは心理的にも物理的にも結構違いますしね。
増床という環境投資をした理由としては、単純に人数が増えてきたから、というのはもちろんあるのですが、2011年にワンフロアを全部借りられたタイミングで会社の“色”を出しやすくなったというのも理由の一つです。ワンフロアのうちの一部ですとできることも限られてきますが、ワンフロア全て借りられると、廊下からエントランスからエレベーターホールまで自社のトーンに揃えられるんですよね。
あとは、2012年12月に会社のロゴやコーポレート・アイデンティティ(CI)を変更しました。この業界はどんどん新しいものが出てくるので、“ずっと同じもの”というのはなかなか難しいものです。弊社でも大体5年に1回くらいはCIを変えています。ロゴまで変えたのは1996年に設立して以来初めてでしたが、新しいロゴは黒を基調としており非常にシンプルで力強いものなので、今回の増床のタイミングでも、オフィスデザインへ反映しやすかったですね。オフィスのコンセプトもそうですが、あまり奇を衒ったことはせず、シンプルにずっとやってきているので、それにやっとロゴがついてきたかなという気はしています。

<<オフィス環境変革後の変化や反響>>

 「奇を衒わず、シンプルに」。このコンセプトのもと、数回に渡り増床を繰り返してきた同社だが、そのオフィスはコンセプトを忠実に体現しており、まさに実用性と機能性を兼ね備えた“正統派”なオフィスと言える。そんなオフィスに訪れる来訪者からの反響、そして実際にこのオフィスで働く社員の“働き方”の変化について伺った。

貞岡氏:お客様からは羨ましがられることが多いですね。このビルは丘の上に建っていることもあり景色が保たれています。わびさびの世界かもしれないのですが借景がすごくいいですね。だから、黄色や赤など色を入れてごちゃごちゃしてしまうと景色と合わない感じがします。そういった外的な要素も含めて、シンプルにした方が綺麗におさまります。お客様や採用活動で来社される学生さんには、ここで働きたいなと思う環境はあるのではないでしょうか。その他、テレビや映画の撮影で使わせてほしいという声もかなり多いですね。残念ながらお断りすることが多いですが、そういう反応があるのは嬉しいことです。
社員の働き方としては、こちらに移ってきた当初は社員数ももっと少なかったですし、皆もっと若かったので、業界全体的に“猛烈社員”のような、昼夜問わず的なところがありましたけど、やはり人数が増えてくるとチームで仕事をするようなことが増えてきますよね。今までパーティションで区切って一人でプレイしていたところから、パーティションを外してチームでやろうとか、会議室を含めそういったコミュニケーションのスペースが非常に大事になってきました。きちんと休憩できるスペースや、お茶を飲みながらでもしっかり話ができる場所のようなコミュニケーションスペースの重要性の比重が高まってきたっていうのは、ニアリーイコール“働き方”が変わってきたからだろうなと思います。こういうスペースができて働き方が変わったのか、働き方が変わってきたからこういったスペースが必要になってきたのかどちらが先かはわからないですが、両方あると思っています。そういった意味でも、やはり10年20年近く経ってくると、社員の働き方は大分変わってきたかなと思います。

<<“継続性”の下に成り立つ 一貫したコンセプト>>

 今回34階を増床するにあたり、同社がパートナーとして選んだのは有限会社プラスタック。実はこの増床以前から、オフィスに手を加えるときには必ずパートナーとしてプラスタックがいつも隣にいたという。絶対的な信頼を寄せるベストパートナーと共に長年に渡り作り上げてきたオフィスの根底には、“軸”となる一本のコンセプトが通っており、度重なる増床や改装においてもその軸はぶれることなく芯を貫き、全てのフロアに見事な統一感をもたらしている。

貞岡氏:弊社の代表が元々繋がりを持っていたので、付き合い自体はかなり長いですね。設立当初、まだ代々木上原にいた頃はマンションの一角で4人ほどで仕事をしていたのですが、その後恵比寿に移転をして初めてオフィスらしいオフィスを構えたときも、プラスタックさんにはほとんどボランティアのような感じでお手伝いいただきました。そこからのご縁もあり、オフィスについてはプラスタックさん以外にお願いしたことはないですね。それによって、コンセプトが20年近く一貫しているので、そこにブレは無いと思います。一本コンセプトが走っているけども、別にそれに捉われたりこだわり過ぎたりしている訳ではなくて、そこから常に良いもの、新しいもの、使いやすいものを、という風に少しずつマイナーチェンジしていく感じですかね。プラスタックさんと施工をお願いしている丹青社さんについては、「メンバーは絶対に変えないでほしい」とこちらから言っていることもあり、担当者の方はもう10年以上ずっと同じです。恵比寿ガーデンプレイスに移る前はそれほど会社が大きくなかったので良かったのですが、こちらに移るときはもう何か凄い大ごとで(笑)。その時に今のプラスタックさんと丹青社さんのメンバーでうまくできたというのがあり、そこからはもう絶対にメンバーは変えないでと言っていますね。今回の増床についても、正しい正しくないとかではなくて、好みというか、ディテールのニュアンスを細かく言わなくてもすぐに伝わったので、非常に助かりました。実際使ってみると、やっぱり使い勝手というのはありますから、最終的に細かいことを言うときもありますけど、最初から細かいことを言うというより、ある程度全体感はお任せしているという感じです。
難しいことですが、やはり“継続性”というのが非常に大事だと思っています。環境に合わせてどんどん変化させていくというのも大事だと思うのですが、一本どこかで芯が通っていないと変えるにしてもどう変えるのか、というのがブレてしまうと思うので、そういう意味では一つの継続性があるというのが大事だと思います。弊社は日々の業務の中で「変化対応力」というものがとても大事であると社内外に伝えているのですが、そういうことを求めるにもベースになるものが無いと変化には対応できないのではないかなと思うんですよね。

<<今後取り組みたいオフィス環境づくり>>

 同社は創業以降、インターネット広告のパイオニアとして業界を牽引し続け、現在ではDACグループとして2.000名近い社員を抱え、デジタルマーケティングコミュニケーションを手がける企業としては日本で最大規模を誇る企業にまで成長を遂げた。そしてその成長は留まる事を知らず、今後も柔軟性とスピード感を強みとした独自の「変化対応力」をもって常に新たな可能性を切り拓いていくに違いない。そんな同社が、その「変化対応力」を活かして今後どのようなオフィス環境づくりを考えているのか、最後にその構想について伺った。

貞岡氏:最近特に海外との接点が増えてきています。外国人の社員も増えてきていますし、我々のブランチや取引先もそうですが、海外のお客様を受け入れるといった意味では、例えば打ち合わせなどでテレビ会議・電話会議ができる設備や仕組みというのも大切になってきています。今回も増床のタイミングでAV機器や、遠隔地と繋ぐ仕組みを取り入れたのですが、今後はそれがもっと大事になってくると思います。省エネというほどではないですが、ペーパーレスというか、いつでもどこでもプロジェクターから書類が出てきて、それを共有できるような仕組みというのは、今後もっと本格的にやっていかなければならない課題だと思っています。
あとは今までもやってきてはいるのですが、社員数が増えてくると普段話さない人たちや、仕事が絡まないとなかなか接点が無い人たちが増えてくる中で、そういった人たちをどうやって出会わせるかということですね。社員同士もそうだし、例えば役員と新入社員がどうやって出会うか、みたいなことはもっと考えていかないといけないかなと思っています。偶然でも必然でもいいのですが、きちんと出会って話せるということを、オフィス環境だけでどこまでできるか分かりませんが、ハード面でもサポートしながら、ソフト面でも何か仕組みを入れることによって、出来る限りやっていかないといけないですね。
こういう仕事ですと、若い人の意見などが反映されるような仕組みや、風土も大切にすべきことだと思うので、そこをセットアップしたり手助けできるような環境は考えておかないといけないのかなと思います。また、コンセプトを作る僕らの立場側としてはオフィスを「こうして欲しい、こう使ってほしい」というのはありますけども、現場の社員は必ずしもそれに一致するとは限らないと思います。ただの我が儘であれば、要望に応えられないこともありますが、話を聞いて確かにその方が利便性が高い、効率が良いと判断した場合は、コンセプトだけに縛られる訳ではなく、それはそれで柔軟でいいと思っているので、今後も社員が働きやすい環境を作っていきたいと思っています。

<<Pick Up>> “ここが、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムらしさ“

■部活動
野球・フットサル・ビーチラグビー・ビリヤード・バスケ・ゴルフ・トレッキング等、部活動も盛んな同社だが、それとは別に年に1回「富士山マラソン」というものも行われており、社員の多くが参加するイベントになっている。こちらは10年以上続く恒例行事になっているらしく、役員の方々も参加されるのだとか。他にもゴルフやスノボなど、希望者を募って皆で体を動かすイベントも毎年行われている。

■LSP(ライフサポートプログラム)
いわゆる“カフェテリアプラン”のような福利厚生の制度として同社で実施されている「LSP(ライフサポートプログラム)」。毎年社員一人ひとりに決まったポイントが付与され、各々のニーズに合わせて使用することができるという。原則、1ポイント1円換算だが、レジャーやリラクゼーション、美容などは1.1倍。介護や育児については1.5倍というように、社員のニーズにあわせてポイントレートを優遇しているのだとか。上限の範囲内であれば、いつでもどこでも使用ができ、社員が申請するとキャッシュバックされるという非常に羨ましい福利厚生制度である。