セーフィー株式会社 森本数馬CTO − 顧客と直接つながり、プロダクト開発ができる+幅広い技術力が魅力

セーフィー株式会社

「各業界の本質的な課題を見出し、積極的にソリューションを展開していきたい」──そう語るのは、さまざまな業界のDX化を推進し、いま、圧倒的成長フェーズにあるクラウド録画サービスシェアNo.1の「Safie(セーフィー)」を開発・運営するセーフィー株式会社の創業者兼CTOの森本数馬氏だ。

森本氏に、セーフィーの開発組織で働く意義や魅力を、余すことなく語っていただいた。

「ビジネスユニット制」で、業界ごとのDX化における課題をより深掘り

──セーフィーの開発組織について教えてください。

開発組織には現在、70名弱のメンバーが在籍しています。

2021年12月までは、営業、企画、開発がそれぞれ別組織として存在する所謂「職能型」の組織構成を取っていました。エンジニアはその中で全員が開発本部に所属していました。ですが2021年の12月から、各業界ごとのDX化における課題をより深掘りするために、顧客業界ごとに計画や目標を定めて、そこに対して営業やエンジニアなど各職種を振り分けていく「ビジネスユニット制」に変更となりました。

しかし、やはり同じプロダクトを扱う上でどうしても共通部分が出てくるので、横串的に全体を見る組織「プラットフォームユニット」と、業界ごとにサービス開発を行う3つの「ビジネスユニット」とに分けた組織構成にしています。

──森本さんが抱えるミッションは何ですか。

私のミッションは大きく分けると2つあって、採用・育成といった組織作りと技術戦略になります。

ですが、今年(2022年)の4月からVPoEを新しく設置したので、採用・育成面に関してはVPoEに移譲し、私はより技術戦略やプロダクトにコミットしていく体制をとっています。

とは言え、採用の現場には、私も引き続き必ず立つようにしています。

──開発組織の採用について教えてください。

初めはカジュアル面談で弊社のことを知っていただく機会を設けることが多いです。面接は2、3回行います。また、必ず全員ではないですが、ポジションによってはコーディングテストを挟むようにしています。

──カジュアル面談はどの程度カジュアルなものになりますか。

特に転職活動を行っていない方や、そもそも転職意思の無い方でも「とりあえず話を聞いてみたい」と言うことであればお話させて頂くような形にしていいます。

弊社としては「うちのことをよりよく知って頂きたい」という目的で実施しており、対象者の方のスキルや技術面をチェックするものではありません。カジュアル面談は、その方にとって弊社が魅力的な場所であるかどうか、その人のやりたいことを実現できる場かどうか見極めてもらうためのフェーズとして設けています。

──コーディングテストについて教えてください。

書いたコーディングの内容というよりは、「どう考えてそれを書いたのか」「それを改善していくにはどうすれば良いかを言語化できるか」といった中身を重視して見ています。

そのため、答えとして非常に良く書けていたとしても、「それを説明してください」と言ったときに議論にならなかった場合には、次の採用フェーズにいけないことも多々あります。

──入社後の流れについて教えてください。

コードが言語仕様的に正しく書けているか、最初から正しく動作するかというよりは、「どう考えてそれを書いたのか」「それを改善していくにはどうすれば良いかを言語化できるか、協議出来るか」といった中身を重視して見ています。

そのため、コードが完璧に書けなかったとしても、改善について議論ができる場合は次のステップに進む場合もあります、

──若い方の採用も積極的に行われていますか。

一定の経験が少なくても成長可能性がある方に関しては、若い方も積極的に採用しています。

若い方には、よりビジョンやカルチャーに共感してくれているか、自走力があるか、またチーム開発に貢献できるか、チームで動くときにどういった考え方を持っているか、という面に重きを置いて見ています。

やりがいは、「エンドユーザーと直接つながり、適切なプロダクトを提供していく」こと

──さまざまな業界の顧客を抱える貴社では、特に「顧客視点」を持つことは重要だと思います。社員の顧客視点を養う上で会社として注力されていることはありますか。

弊社の魅力は、エンドユーザーと直接繋がり、顧客が持つ課題に対してより適切なプロダクトを提供していけることだと思っている、顧客の声をダイレクトに聞くことはかなり重視しています。

昨今の社会情勢、会社の規模拡大によって、なかなか全員が直接現場に行ける機会が減ってしまっていますが、現場に向かう機会は出来る限り意識して設けるようにしています。

また、顧客視点を持つことの重要性は、イベントやミーティングなど社員の前で話をする機会がある際に、メッセージとして積極的に発信するようにしており、社員の共通認識として根付いていると感じています。

──開発組織の全体的な雰囲気は。

チームごとにカラーは異なります。これはおそらく、弊社が従来のWebサービスに比べてデバイスやAIなど、技術領域が広いことが起因するのだと思っています。

とは言え、ベーシックな所として、全体的に穏やかで落ち着いている人が多い点、エンジニアとして領域は異なるものの技術そのものが好きな人が多いという点は共通してあるかと感じています。

周りからの評価としては、他職種の方から話を聞くと、開発組織は割と何でも話しやすく、営業メンバーなど他職種の人とも気軽にご飯に行ったり、職種の垣根を超えてさまざまな相談ができる、というイメージがあるようです。

──社員同士でコミュニケーションを取る機会は意識的に設けていますか。

はい、コミュニケーションは非常に重要視しており、会社の施策としても、またチームや組織ごとにもさまざまな機会を設けています。

たとえばクォータリーごとに、「会社の今後の方針」を全社員に共有する場を儲けたり、社会情勢にもよりますが月イチで全社員で飲みながらコミュニケーションを取れるような機会を設けたりしています。

また、各部署内でも懇親会などを行えるように会社としてサポートも行っています。

組織を跨いでのコミュニケーションも同様に重要と考えており、「異彩ランチ」と言って、他組織の人とランチを食べるとランチ代をサポートするという制度もあります。会社としては、とにかくさまざまな社員同士が積極的に会話をしてほしいと考えています。

──現在のリモートワークの割合は。

開発組織は8割くらいはリモートで、オフィスには来る人は来ますが、来ない人ほとんど来ません。会社のスタンスとしては、オフィスには来たいと思えばいつでも来ることができるようにしています。

バーチャルオフィスもあって、チームによっては積極的に利用しています。Slackなどのコミュニケーションツールだといつでも話しかけられますが、バーチャルオフィスだと「この人は今、話しかけて良いのかどうか」が視覚化されるため、その面に利便性を感じているようです。

──開発組織独自の社内制度はありますか。

開発組織だけではないですが、技術書の購入やテックイベントへの参加費用を負担するといった制度があり、積極的に利用されています。

また、開発組織内ではひたすら黙々と競技プログラムを解く会なども開かれたりしています。こういった開発組織独自の会は、異なるユニット同士での交流にもつながっています。

──セーフィー特有の社内制度はありますか。

コワーキングスペースを会社で契約していて、リモートワークを行う際にお子さんなど物理的な要因で集中できない場合には、会社が契約する近所のコワーキングスペースで仕事が可能です。

この制度は、かなり多くの人が利用していて、家だと集中できない、会社だと少し遠いなど利用の理由はさまざまです。

また、弊社特有の制度ではありませんが、育休は男性も取っていますし、エンジニアの女性でこれからもうすぐ育休に入る方もいて、育休など基本的な福利厚生に関してはかなり取りやすい雰囲気があると思います。

──開発組織のキャリアアップについて教えてください。

丁度VPoEを中心として、新たなエンジニアキャリアパスの整備に向けて検討を進めているのですが、従来の人のマネジメントに加え、技術に特化した役割、プロダクト開発にコミットしていくような役割も明確に定義するとともに、そこに至るキャリアパスの定義をあわせて行っていきます。

弊社の特徴ですが、顧客が近くダイレクトにやり取りできるところ、技術領域が広く様々な技術的スキルが身につけられるところもキャリアに幅をもたせられると感じています。

──異動が行われることはありますか。

会社の制度として「フリーエージェント制度」というものがあり、異動先の上長と本人が合意すると、異動可能となります。

こういった制度もあり、異動はそれなりに発生しています。

──エンジニアの評価制度は?

基本的には全社員共通でMBOベースで行っており、半期ごとに目標をきちんと定めて、その目標に対してどのくらい結果が残せたかで評価するようにしています。

ただ、特にメンバーでは結果だけでなくプロセスについても同様に重要視しており、どのような行動を行ったも見つつ評価しています。さらに、それとは別にカルチャーフィットを見るようにしていて、「弊社の大切にしているカルチャーに対してどれくらい即した行動ができているか」も評価軸として設けています。

エンジニア特有の評価軸としては、エンジニア共通の課題を必ずセットするようにしています。例でいうと、「オンボーディングコンテンツを整備する」や「勉強会で登壇する」、「テックブログを書く」など、エンジニアとしてみんな共通で取り組むべきことを必ず一つ入れてもらうようにしています。

「技術」よりも、技術を通じてどんな課題を解決したいか、どんなプロダクトを作りたいか

──セーフィーの今後の展望は。

弊社は、もともとはBtoCからスタートし、BtoB領域にピボットして幅広くプロダクトの開発・提供を行っていました。さまざまな業界の顧客に広く利用されるようになると、顧客自身も気付いていない課題や問題点が見えてくるようになり、そこに解決策を見出したり提案をすることで会社を成長させてきました。

たとえば飲食や小売業界ではカメラという存在は幅広く普及していますが、その中でも新たな課題が出てきていて、もっと深掘りしていかなければならないと思っています。一方で、まだまだこれからの業界もあって、そこに入り込んでいくことで、その業界の本質的な課題を見出し、積極的にソリューションを展開していきたいと考えています。

具体的にいうと電力会社やプラントなど、自動化することでより効率的で生産性の上がる面が多い業界に積極的に挑戦していきたいですし、弊社の使命でもあると思っています。

ただ、それらを弊社1社で全てやりきる事は不可能ですので、我々のシステム、サービスをプラットフォーム化し、パートナーさんに様々なソリューションを開発して頂き、お客様の課題解決に繋げられるような環境の構築を進めています。

──理想のエンジニア像を教えてください。

まずは、弊社のビジョンやカルチャーに対して共感いただけるかを重視しています。あとは単純に「技術」というよりは、技術を通じてどういった課題を解決していくか、どんなプロダクトを作り上げていくかに興味を持っている人ですね。

チームのメンバーと互いにリスペクトし、協力し合いながら仕事を進められるかどうかという点も重視しています。

最後に、やはり楽しく働ける方に来ていただけたら嬉しいです。

──セーフィーにジョインしようか悩まれている方に何か一言ありますか。

悩んでいるなら、まずはセーフィーの事をより良く知って頂くことが一番だと考えていますので、とりあえずカジュアル面談でも食事でも良いですし、お声がけいただければ、入る入らないは別にして、弊社のことをより詳しく説明する機会はいくらでも設けさせて頂きます。迷っているならまずは声をかけてもらえたら嬉しいです。

取締役CTO 森本 数馬さん

2001年東京大学工学部応用物理物理工学科を卒業後、ソニーに入社。 営業職から開発職にキャリアチェンジし、Walkman、カメラなどのシステムLSI開発からTVなどメディア系プロダクトのソフトウェア開発を経験する。 2012年GREE CTO室勤務を経て、2013年にはソニーからスピンアウトしたモーションポートレートに入社。顔認証技術を利用したライブラリ開発などに携わる。 その後、同僚の佐渡島・下崎とともに2014年10月にセーフィー株式会社を創業。 セーフィーのCTOとしてエンジニアの採用・育成など組織作りと技術戦略を統括している。

インタビュー・文:koko

写真:endo

会社情報

本社所在地
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-5-1 A-PLACE五反田駅前
代表取締役社長CEO
佐渡島 隆平
取締役 CTO
森本 数馬
主なサービス
safie

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