マネーフォワード 中出匠哉CTO「スピード重視のスモールチームでチームワークを重視する」 - 組織とカルチャー・働き方・仕事の魅力とは。

株式会社マネーフォワード

マネーフォワードCTO中出 匠哉さんに、マネーフォワードのエンジニア組織について、マネーフォワードでの働き方、エンジニアがマネーフォワードで仕事をする魅力についてインタビュー。

「私たちはスピード重視をメインに考えて、プロダクトの開発に必要な人たちを集めています。小さいチームの中で意思決定をしてプロダクトの開発を最速で進めることにこだわっています。」と語る。

エンジニアがマネーフォワードでどう働くのか、働くとどうなるのか、どんな環境で仕事ができるのかを語ってもらった。


スピード重視のスモールチーム・開発拠点ごとに色があるカルチャー

――マネーフォワードのエンジニア組織はどういった構成になっているのでしょうか。

 

マネーフォワードは、プロダクトカットでチームを作っています。

事業部があって、その中にプロダクトチームがあって、一つひとつのプロダクトチームにエンジニアやデザイナーがいたり、プロダクトマネージャーがいたりします。


――職種ごとではなく、プロダクトごとにチームを構成していると。
 
そうですね、私たちはスピードを重視しています。

プロダクトの開発に必要な人たちを集めて、小さいチームの中で意思決定をして、プロダクトの開発を最速で進めることにこだわっています。

これは創業以来ずっとそうやっていて、スモールチームとも呼んでいます。


――チーム間での繋がりや交流はありますか。
 
正直に言いますと、意識しないと横のつながりや交流は生まれない環境です。

それは、極力他のチームと連携しなくても自分たちのプロダクトが開発できることをベストとして目指しているからです。

しかし、それを追求していくと他のチームと連携することが少なくなってしまうので、意識的に横の繋がりを作るようにしています。


――交流やつながりを意識する取り組みはありますか。
 
マネーフォワードには、チャレンジシステムという異動制度があります。

これは、半年に一回社外向けに募集を出しているようなポジションに対して社内の人が応募できるものです。

その募集オーナーと面談をしてオッケーが出ると異動できる制度で、エンジニア間の交流だけでなく、スキルアップという観点でも活用されています。

あとは、マネーフォワードには各分野に強い技術顧問の方が6人ほどいまして、その方々と一緒に勉強会を開くような活動もあります。

マネーフォワード公式note:社員の“Will”を応援する、マネーフォワードの社内公募制度「MFチャレンジシステム」。


――プロダクトごとに分かれるチームでカルチャーは変わってきますか。
 
そうですね、カルチャーや風土はチーム単位で大分違うと思います。

マネーフォワードは、福岡や京都、大阪、ベトナムなどに拠点があり、各拠点のカルチャーが異なります。


――拠点ごとにカルチャーが違うと。
 
マネーフォワードの各拠点では、それぞれコンセプトを作っていまして、例えば関西開発拠点では「give it a try!」というコンセプトを設定しています。

そのコンセプトや拠点長を含むメンバーの人格がカルチャーに表れており、それぞれの拠点が自立した組織として自由に動いているというイメージです。

また、カルチャーだけでなく、開発の進め方や開発プロセスなども開発拠点に任せています。


※マネーフォワードの各拠点では、以下のようなコンセプトを設定している。
関西(京都+大阪拠点):Give it a try!
ベトナム:Let’s make it! Together!
福岡:Move Forward.

マネーフォワード公式note:エンジニアxビジネスの想いを盛り込んだ、マネフォ福岡の新オフィス。


――各拠点にコンセプトがあって、代表者やメンバーによってカルチャーは変わってくるのですね。
 
あとはコンセプトだけでなく、チームごとに自分たちのMVVC(ミッション・ビジョン・バリュー・カルチャー)を設定する文化もあります。

「このチームは何を実現するチームなのか」を社内外に共有するために設定しているチームが多いです。


――開発拠点の代表者の人格がカルチャーに表れるとはどういったことでしょうか。
 
マネーフォワードでは、拠点を作りたい人が手をあげて作るという作り方です。

優秀なエンジニアを採用するという観点もあるため、場所はある程度の選択肢が決まっていますが、そうした選択肢の中で、例えば「福岡に拠点を作りたい」という人がいたら「では、福岡に作りましょう」みたいな感じで進んでいきます。

人口だけでいうと東京の次は大阪みたいなところがありますが、それよりも拠点の代表者のモチベーションが大事だと思っているので、どこの都市でも拠点の代表者のモチベーションドリブンで拠点を作っています。

そういった意味でも、やはり拠点の代表者の人格がその拠点のカルチャーに大きく影響しているといえます。

リモートと出社はハイブリッドで。チームワーク重視のカルチャーからうまれるモチベーション

――これからエンジニアの働き方はどのようにしていくのか考えはありますか。

 

コロナ禍で2020年に一回目の緊急事態宣言が出たその数ヶ月後には、マネーフォワードでは「アフターコロナになったとき、働き方をどうするのか」という会社の姿勢を示していました。

その新しい働き方とは、以前のような週5出社にも、フルリモートにもしないということです。

週1、週2など最適値を見つけてハイブリッドの働き方を目指しています。

マネーフォワード公式note:フル出社でもなく、フルリモートでもない、両方の良いとこ取りをしたマネーフォワードの新しい働き方


――ハイブリットな働き方ですか。
 
そうですね、マネーフォワードのエンジニアにアンケートを取ったところ、「フルリモートが良い」と答えた人は少なく、8割くらいは「週一以上で出社したい」という結果でした。

エンジニアは割とフルリモートを好む人が多いと思うのですが、マネーフォワードのエンジニアはそこまで多くありません。


――それはどういった理由からなのでしょうか。
 
マネーフォワードは、ものづくりや自分たちの作ったサービスをユーザーに使ってもらいたい、社会の役に立ちたいというモチベーションのエンジニアが多いので、チームワークを重視してる人が多いからだと思います。

また、そういうモチベーションのエンジニアをこれまで採用してきたため、そういったカルチャーが根付いているともいえます。


――エンジニアが仕事をする環境や働き方で力を入れていきたいところはどこでしょうか。
 
根本としては、一人ひとりの社員が自分の能力をフルに発揮できる、バリアのない環境、無駄なコミュニケーションや変な遠慮がない環境を作ることが一番重要だと思っています。それもスモールチームに通ずるところです。

また、グローバルメンバーと女性の採用や入社後の活躍にも力を入れていて、そういったメンバーが活躍できる環境づくりや働き方は日々模索しています。

最後に、エンジニアの学びたい、成長したいという思いに対して、チャレンジシステムや社内留学といった制度の面でも成長機会を提供していきたいですね。

成長機会・社会への影響・やりがいの3つがマネーフォワードだからこその仕事をする魅力

――エンジニアがマネーフォワードで仕事をする魅力はなんでしょうか。

 

それは三つあると考えています。

一つ目は、マネーフォワードが成長企業であることが一番重要だと思っていて、その成長に合わせて、自分の成長機会にありつけるチャンスがあるのが魅力だと思います。

マネーフォワードは毎年ビジネスが大きくなっているため、ストレッチされる環境ですし、望む意欲さえあれば大きな事業を任せられたりして成長する機会となります。実際に、新卒3年目でホームカンパニーのCTOになったメンバーもいます。

マネーフォワード公式note:【公開1on1】新卒エンジニアがカンパニーCTOになるまでの軌跡をCTOと振り返る


――二つ目の魅力はなんでしょうか。
 
マネーフォワードは、「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションのもと、世の中からお金についての悩みや困りごとをなくすことを目指して創業された会社です。
“社会に良い影響を与えている”というのは、仕事をするうえで大きなモチベーションですし、マネーフォワードで仕事をする魅力だと強く感じます。

日本が政策として進めているキャッシュレス化やDX化は、まさに私たちがやろうとしていることで、社会の役に立っているという実感が大きいです。

マネーフォワードは、Fintech研究所という研究所を設立し、Fintechに関する調査研究・情報発信や官庁に対する政策提言などの活動を通じて制度的改革も進めており、そうした点でも社会に良い影響を与えていると実感できます。


――最後の魅力とは。
 
私自身が強く感じるのは、ユーザーさんや取引先に応援してもらえることです。

例えば、『マネーフォワード ME』はファンの方が多く、「使ってます!」と言ってもらえるととてもやりがいを感じます。

他にも例えば、『マネーフォワード クラウド確定申告』というプロダクトの開発は、『マネーフォワード ME』のユーザーさんから「確定申告で困っているので、そういうサービスを作って欲しい」というご意見をいただいたことがきっかけでした。

そういったユーザーさんの課題を解決するやりがいはすごくある会社だなと思っており、励ましの声をいただけることは仕事をしていてとてもモチベーションにつながります。


――マネーフォワードで一緒に仕事をしたいエンジニア像はどうお考えですか。
 
マネーフォワードは、良いサービスを世の中に出して、人の生活を豊かにして、社会をより良くしていきたいと考えている会社なので、そういうモチベーションがある人やメンタリティは大事だと思います。

そういう意味でも、会社の「お金を前へ。人生をもっと前へ。」のミッションや「すべての人の、『お金のプラットフォーム』になる。」のビジョンに共感していただける方ですと、一緒に仕事をしていてやりがいを感じていただけるんじゃないかなと思っています。


株式会社マネーフォワード 取締役執行役員 D&I担当 CTO 中出匠哉さん

 

2001年ジュピターショップチャンネル株式会社に入社。ITマネージャーとして注文管理・CRMシステムの開発・保守・運用を統括。
2007年にシンプレクス株式会社に入社し、証券会社向けの株式トレーディングシステムの開発・運用・保守に注力。その後FXディーリングシステムのアーキテクト兼プロダクトマネージャーとして開発を統括。
2015年に株式会社マネーフォワードに入社し、Financialシステムの開発に従事。
2016年にCTOに就任。

(写真:遠藤麻美)

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