AnyMindマネージングディレクター柴田 幸輝にインタビュー - 世界で活躍するエンジニアを束ね「やりたいことを好きにやってもらう」マネジメントとは

AnyMind Japan株式会社

AnyMind Group株式会社のエンジニアリングチームのマネージングディレクターとして、新サービスの開発や新機能の開発を担うとともに、日本・ベトナム・バンコク・インドを拠点とするエンジニアチームを牽引している柴田 幸輝さんにインタビュー。

AnyMindの福利厚生や制度の面では、「スタンスとして“プラスを増やすよりマイナスを減らす”、“優秀な人に合わせる”という形で考えている。」と語る。

また「裁量が多く、余計な雑務や定例ミーティングなどを極力省いた環境でプロダクトの成長にフルコミットできる。」とAnyMindで仕事をする魅力を話す。

AnyMindのエンジニア組織についてや大切にしている思想、働き方・働く環境、AnyMindで仕事をする魅力についてお話を伺ってきました。

担当プロダクトに100%注力できる体制を。

――AnyMindのエンジニア組織について教えて下さい。

AnyMind Japan株式会社 エンジニアリングチームのマネージングディレクター 柴田 幸輝さんにインタビュー

AnyMind全体としては複数の部署にソフトウェアエンジニアが在籍しています。

大半のエンジニアは何らかのプロダクトや社内システムを開発していますが、媒体社様の支援をするパブリッシャーグロース事業においてウェブサイトのタグ設定などを手掛けるエンジニアなどもおります。

私がマネジメントを務めているプロダクト開発エンジニアに関しては、基本的には担当プロダクトごとにチームが分けられています。チーム内にはバックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニア、プロダクトマネージャー、QAエンジニアなどがおり、一体となって開発している形です。

特徴は、SREや開発基盤チームのようなものは現状置いておらず、各プロダクトが個別に技術選定やプロダクト運用を行っていますし、新規採用のJobDescriptionも各プロダクトに異なるものを使用しています。組織を俯瞰しての全体最適のようなことは私ともう一人のマネージャーで行っていて、現場は自分たちのプロダクトに100%注力してもらう体制を取っています。


――プロダクトごとに構成されている各チームで交流はあったりするのでしょうか。

各チームが自分たちの管理するプロダクトに集中して活動しているので、交流という面では少ないかなと思います。

それは、基本的にプロダクトマネージャーから仕様が下りてきて、チーム内のバックエンドやフロントエンドなどのエンジニアで議論をしますし、チームごとに使っている技術も違うためです。それにより、チームごとにそれぞれ独自の文化が育っているとも思います。


――チームごとに独自の文化ですか。

そうですね、例えばインフルエンサーマーケティングをしている「AnyTag」のプロダクトでは、ハードワーク的な気質があり、コミット力が高く、成果に貪欲な感じは一番強いかもしれないです。技術的なところでは、効率が良い慣れ親しんだツールや安定している技術を使う傾向にあるのかなと。

一方で、パブリッシャーグロースの「AnyManager」のプロダクトチームは、いろんなサイトやパブリッシャーが毎日見ているツールを提供しているためサービスが停止すると問題になります。

そのため、慎重にテスト重ねていたり、仕様の議論が活発に行われていたり、たくさんのコードを一気に書いてがんがん行くぜみたいな感じよりも、丁寧にじっくり作っていく人たちや品質を気にする方が多い印象です。


――その他の特徴的なカルチャーはありますか。

エンジニア組織は、多国籍・他拠点にメンバーがいるため、スペシャリストが多く集まっていて、自分の責任範囲を明確に区切って仕事している人が多い印象です。

そのため「良い感じによろしく」でなく「君には具体的にこの箇所を担当してほしい。ゴールはこれです。」など明示的なコミュニケーションをよく見ますね。


――そのような開発組織をマネジメントするうえで心がけていることはなんでしょうか。

コミュニケーションの面では、メンバーにはスペシャリストが多く、第二外国語である英語を用いているため、なるべくシンプルに、明示的で、合理的なコミュニケーションを心がけています。

例えば、「君には今期はプロダクトマネージャーから下りてきたこれをこんな感じでこなしてほしい」や「長期的にビジネスがプロダクトがこう展開されていくだろうからプロダクトの品質はこのぐらいにしてほしい」などの目指すゴールを示して、どんな行動を期待しているのかを端的に説明し、そこからどう動かすかは彼らに決めてもらっています。

アサインに関しても、本人のキャリアパスやスキルに配慮した上で責任範囲を明確に切ってお願いしています。裁量も多く与えていて、テックリードであれば「技術もメンバー構成も君が考えていいから成果を出して。」という伝え方をしています。


――具体的にどうやるかはチームメンバーで決めると。

そうですね、大体の方針はマネージャーやテックリードが決めてメンバーに伝え、それをどうこなしていくかはリーダーの方針に任せます。なのでメンバー全員の顔色をうかがわないと会議や意思決定が進まないということはありませんね。

そういった意味でもスピード感はとても意識しているカルチャーもあり、これはエンジニア組織だけでなく、会社全体でそうですが、我々のバリューである「Be Open」「Be Bold」「Move Faster」「Stay Updated」「Achieve Together」が浸透しているからだとも思います。

無駄なルーティーンやルールは作らない。メンバーファーストで考えるマネジメント

――AnyMindのエンジニアは、どのような働き方をしていますか。

AnyMind Japan株式会社 エンジニアリングチームのマネージングディレクター 柴田 幸輝さんにインタビュー

現在はコロナの状況を配慮してリモート勤務を基本とし、必要な際に出社をしています。リモート勤務でも現状特に問題が生じていないので、まだ未定ではありますが、今後もリモートでの働き方は続けていけると考えています。


―― エンジニアに対して力を入れいている福利厚生や制度はありますか。

そうですね、スタンスとしては、“プラスを増やすよりマイナスを減らす”、“優秀な人に合わせる”という形で考えています。


ーー“プラスを増やすよりマイナスを減らす”ですか。

ソフトウェアエンジニアは一般的に転職回数が多く、現状の待遇も大事ですが転職しやすいスキルの獲得が特に重要だと考えています。そのため、自由な技術選定ができたり、自分の専門業務に注力できたりすることを心がけています。

また僕自身が成長を実感できたのが、何かを与えられたり、制度やルールの中で仕事をしたりするのではなく、自分がしたいことに集中できる環境にいるときでした。なので、定例のミーティングを少なくしたり、困ったときにはその場で相談してもらって解決法を議論するなど、なるべくルールを作らないことを重視しています。


――“優秀な人に合わせる”とはどういうことでしょうか。

ソフトウェアエンジニアは言い換えると自分の代わりにPCに働かせる仕事なので、PCに働かせるのがうまい人はレバレッジが効いて生産性が数倍、数十倍に変わったりします。

そうした優秀な人材をなるべく留められるように、傾斜を大きくつけ、優秀であれば年次関係なく裁量や給与を上げていく形をとっています。


――ルールがないということは、例えば書籍の購入やカンファレンス参加の補助などはどうしているのでしょうか。

もちろん制度として、家賃補助や交通費補助などはありますが、ビジネスに役立ち、本人の成果が上がるのであればどんな声でもサポートする形にしており、「いくらまで」や「このデバイスならOK」みたいなルールや線引きはしておらず、してはいけないことはほとんどない環境です。

例えば、「僕はこのキーボードに慣れてるから効率が上がる」や「このイベントはここで活きそうだから行きたい」などビジネスに貢献するものであればOKとしています。

“プラスを増やすよりマイナスを減らす”という考え方で、ビジネスに貢献することを前提に、余計なルールはなるべく作らず、自らのプロダクトに100%注力できる環境を心がけています。

働く場所や働き方、使いたい技術を選べる。グローバルに活躍するエンジニアにとって最適な環境を。

――エンジニアがAnyMindで仕事をする魅力はなんでしょうか。

AnyMind Japan株式会社 エンジニアリングチームのマネージングディレクター 柴田 幸輝さんにインタビュー

そうですね、まずは、アジア各国に拠点があり、働く場所も働くメンバーも多様性があるので、グローバルな環境に挑戦したい方にはオススメです。

例えばマネージャークラスになれば「自分はこの拠点に行った方が自分のスキルやビジネスの成長が見込める」ということであればその機会を作っています。


――他にはありますか。

僕がAnyMindの開発チームをマネジメントする上で意識していることが、最初に基軸となる方針をメンバーに伝え、その後のゴールまでの過程は本人たちに任せ、必要以上にやり方や進め方に関して干渉をしない、ということです。

またマネージャーが余計な雑務や定例ミーティングなどは極力作らないようにしているので、プロダクトの成長にフルコミットしたい方は楽しく仕事ができる環境だと思います。

「君はここだけやればいいから」や「これ以上は求めないから」とメンバーへの期待値が低いということではなく、メンバーとの信頼関係ができており、本人も挑戦したいということであれば責任範囲を広げたり、新しいタスクにチャレンジできる機会を作ったりしているので、どこでどういう働き方をしたいか、どの技術を使いたいのかを自分で選べる環境は魅力だと思います。


――どういったマインドを持っているエンジニアがAnyMindにフィットしそうですか。

会社のフェーズ的に事業内容や技術は頻繁に変わっていくので、やることや携わることを固定してその場に留まりたい人よりも、ビジネス全般に貢献して、新しい技術をどんどん試して今よりも便利なものを探したり、変化していける人がフィットすると思います。

逆にマニュアル通りに動くと難しいと思います。凄まじいスピードで会社がどんどん新しい方向へ動いていくので、その場に留まっていると、気がついたときには会社から引き離されてしまい、やりづらさを感じると思います。


――AnyMindで一緒に仕事をしたいエンジニア像について教えてください。

表現が難しいですが、地頭がいい人ですかね。


――“地頭がいい”とは例えばどんなことでしょうか。

もちろん採用する際はスキルも見ていますが、それだけを重要視しているわけではありません。

どういう経緯でその技術を学び、どのくらいのスピードでそれを体得したのか、進みたいところを選ぶ筋が良くて体得が早い人は地頭がいいと思っています。

年齢が若い方で現状持っているスキルが多くなくても、「この技術はこういう未来が来るから流行るだろう」などと考えを説明してくれて、短期間でそのスキルをものにしているととても感心します。現時点でのスキルセットが不十分だとしても、伸びしろがありそうな人だと魅力に感じますし、一緒に仕事がしたいと思いますね。


――どのようにしてそのポイントを持ち合わせた人かどうかを判断されるのでしょうか。

例えば、「職務経歴書に書かれているこの技術はなぜ導入したのですか」や「なぜこれを選んだのですか」、「その結果どうだったのですか」と聞いています。

そこで、「なんとなく」や「周りが使っているから」、「上司に言われたから」ではなくて、自分で「この技術は他と比べてこういう理由でいいと思ったから」や「上司はこういうスタンスだけど自分はこっちの方がこういう意味でいいと思ったから」という話が聞けるといいなと思います。


――最後に読者のエンジニアへメッセージをお願いします。

僕自身、「自分のやりたいことに注力させてくれる環境」というのが大事だと思っているので、AnyMindでは細かいルールを極力作らず、チームのメンバーそれぞれがビジネスの成長のために必要と思うことや、挑戦したいことに集中して取り組める環境作りをしています。

「ビジネスを成長させるために貢献をする」という共通の意識を持ってくれれば、「詳細な制限はなく、自由にやってもらっても良い。」そんな環境を整えて待っております。


AnyMind Japan株式会社 Managing Director, Engineering 柴田 幸輝さん

AnyMind Japan株式会社 エンジニアリングチームのマネージングディレクター 柴田 幸輝さん

株式会社オプトや株式会社ワークスアプリケーションズにエンジニアとして入社後、2019年に複数の技術を持つエンジニアとして当社に入社し、2021年1月にエンジニアチームのヘッドに昇格。
今後はエンジニアチームのマネージングディレクターとして、新サービスや新機能の開発を担うとともに、日本・ベトナム・バンコク・インドを拠点とするエンジニアチームを牽引する。

(写真:Kashinaga)

会社情報

本社所在地
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
代表取締役CEO
十河 宏輔
開発サービス
AnyFactory
AnyMind Japan株式会社の開発サービス「AnyFactory」
クラウドものづくりプラットフォーム
誰もがクラウド上で作りたいものを作れるものづくりプラットフォーム。プラットフォーム上で相見積、サンプル修正依頼、工程管理、継続的な生産管理も可能。

AnyShop
AnyMind Japan株式会社の開発サービス「AnyShop」
ECサイト構築、運用、物流海外展開もトータルサポート
クリエイティブ制作、SNS連携、物流、CSなどの連携を含む自社ECサイト構築を一貫支援するサービス。EC事業の効果を最大化するための越境EC対応、マーケティング支援までトータルサポート。

AnyLogi
AnyMind Japan株式会社の開発サービス「AnyLogi」
物流管理プラットフォーム
国内外のECカート及び物流パートナーのネットワークを保有しており、商品管理・決済確認・入庫・在庫・出荷・配送を一貫してプラットフォームで管理及び運用が可能。

AnyTag
AnyMind Japan株式会社の開発サービス「AnyTag」
インフルエンサーマーケティングプラットフォーム
広告主・代理店・事務所がデータを基にしたインフルエンサーマーケティングを行うためのプラットフォーム。戦略設計からキャンペーンやSNSアカウントの一元管理、自動化による業務効率化、インサイト分析による効果測定などが可能。

AnyCreator
AnyMind Japan株式会社の開発サービス「AnyCreator」
クリエイターグロースプラットフォーム
インフルエンサー向けにスマートフォンから簡単に参加できるPR案件を紹介しており、事務所所属クリエイターには自らのSNSアカウントのインサイト分析が出来るダッシュボードを提供。

AnyDigital
AnyMind Japan株式会社の開発サービス「AnyDigital」
デジタルマーケティングプラットフォーム
オンライン・オフラインメディアの広告配信から管理、分析まで一元管理可能な独自の広告プラットフォーム。

AnyManager
AnyMind Japan株式会社の開発サービス「AnyManager」
メディア・ECグロースプラットフォーム
マネタイズからUX向上までメディア・EC支援ツールをワンストップで提供するメディアグロースプラットフォーム。AMP化機能やPWA化機能、モバイルアプリ向けのASO分析ツールなど、それぞれのメディアのフェーズに合わせて機能をカスタマイズすることが可能。

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