思わず“ジョイン”したくなる。5社のユニークで魅力的な社内制度を紹介

社内制度は、社員のエンゲージメントを高める上で重要な要素のひとつ。ダイバーシティ&インクルージョンが叫ばれる昨今、社内制度が充実している会社は、様々なバックグラウンドを持つ人材にとって働きやすい環境づくりに尽力しているといえます。

Wall for Engineerが掲載する注目のITエンジニア企業は各社、技術やサービスだけでなく、社内制度も最先端かつユニークなものが多いんです。

とはいえ「魅力的な社内制度があっても、それって本当に利用されているのか」という部分は多くの人が気になるところだと思います。

上記要素も含めて、本稿ではWallの各企業ページで紹介している社内制度の中身をさらに深掘りし、その魅力をお伝えします。

<紹介企業>
・株式会社ミクシィ
・株式会社アダストリア
・ディップ株式会社
・エイチームグループ
・株式会社マネーフォワード

株式会社ミクシィ 社員のスムーズなキャリアチェンジをサポート

社内公募制度「ミクシィ・キャリア・チャレンジ( 略:mcc)」


ミクシィグループで導入されている「ミクシィ・キャリア・チャレンジ」( 略:mcc)は、上司への相談なくして自分の意思で社内異動ができる制度です。

注力している重要領域や人材不足のポジションを毎月社内限定で募集し、新たな環境へのチャレンジを推進しています。年代や職種を問わず応募でき、担当サービスだけでなく職種の変更も可能とのこと。採用されれば、応募してから約1か月ほどで異動となります。

フローとしては、応募後すぐに希望部署との面談に移るのではなく、まずはmcc事務局との面談が設けられ、応募先の面談がスムーズに進むようサポートしてくれるとのこと。

また、1回の応募で異動が叶わなかった人でも、翌月に同ポジションや別のポジションに応募し異動する人もいるそうです。

同制度は2013年から実装されており、“ミクシィ社内で企業文化として定着している”そう。そのため、上司への断りがなくても「上司との関係が悪くなる」という心配はないそうです。※異動機会は本制度以外にもあり。

転職することなく、社内でスムーズにキャリアチェンジができる。たくさんチャレンジしたいと考える人にとって、大きな魅力であり、安心材料となるのではないでしょうか。

関連ページ:株式会社ミクシィのカルチャー

株式会社アダストリア 多様な人々が働きやすい環境へ

(多様性への理解を深める)社内研修・講演会


多様な人々が働きやすい環境づくりを推進している同社では、セクシュアリティに関する理解を深める研修や、管理職層向けに多様性の推進による組織への効果について勉強する講演会などが多数実施されています。

同社は2019年、「LGBTQが働きやすい職場づくりを日本で実現する」ことを目的に策定された「PRIDE指標」で、最高ランク「ゴールド」を獲得しました。また、障がいのあるスタッフも多数活躍しているとのこと。

社内啓蒙活動「ADASTRIA DIVERSITY MEETING」の様子(株式会社アダストリア提供)

女性の活躍推進


女性社員の比率が半数以上の同社では、出産や育児に関する独自制度も多数設けており、育休の取得・育休からの復職ともに高い数値となっています。

管理職における女性比率は、現在政府の掲げる目標の30%を超えています。

2020年には、部室長の女性比率が9%から14%に伸び、令和2年度には女性活躍推進に優れた企業として「準なでしこ銘柄」に選定されました。

現在は、2025年までに部長職など上級管理職の女性比率を30%まで引き上げる目標を掲げています。

女性を含め、今後ますます多様な人々が活躍しやすい企業となることが期待されます。

関連ページ:株式会社アダストリアのカルチャー

ディップ株式会社 労働環境への徹底配慮

長時間労働削減マネジメント


原則21時に社内ネットワークを遮断。労働時間が一定基準を超えた社員がいる場合、勤怠システムより管理職へ通知が届き、改善に取り組むよう徹底されています。万一協定違反者が発覚した場合、該当社員へのヘルス面談が実施され、改善に向けたレポートを助長が提出するよう義務付けられています。

等級制度


等級制度がしっかりと可視化されているのも同社の特徴です。同社では、新入社員はS1等級からスタートし、管理職になると「組織マネジャー」「プレイングマネジャー」「テクニカルマネジャー」の3つのコースからその後のキャリアを形成していく仕組みになっています。


評価制度


等級と合わせて知りたいのが評価制度。評価基準も独自のもので、スタンス(業務への取り組み姿勢)、業務上の基本的なスキル・行動、業績の3つで構成されており、段階が上がるほど業績のウェイトが増えていきます。業績評価の目標管理については、MBOにより「個人の積極的な取り組み」を評価する仕組みとなっています。

従業員とその家族のためのオンライン医療相談


エムスリー株式会社の企業向けプログラム「M3 Patient Support Program」が導入されており、従業員だけでなく“その家族も”オンラインで医師への相談やセカンドオピニオンの取得などが可能です。

従業員の心と身体の健康を考え、労働環境に配慮した社内制度となっています。

関連ページ:ディップ株式会社のカルチャー

エイチームグループ 対話型のコミュニケーションを重視

チームラーニング


社員自身が講師となり、持っている知識やスキルを他の社員に共有する制度です。外部講師による講義が実施されることもあります。2022年1月時点で90回以上、定期的に開催されています。

過去の講義内容として、「人事主導のテーマ別研修」ではプレゼンテーション基礎講座やチームビルディング講座、「社員の企画による勉強会」ではデザイン思考ワークショップやストレスとの上手な付き合い方など、じつにバラエティに富んだ講義がさまざま開催されています。

プロモーション業務を担当する社員を集めたチームラーニングの様子(エイチームグループ提供)。

1on1ミーティング


上司とのミーティングの機会を月2〜4回の頻度で設けています。実施するタイミングは各自自由で、単なる業務報告や相談だけでなく、互いにコミュニケーションする場を意識的に作ることで信頼関係を構築し、悩みや不安、アドバイスなどを共有しやすい環境に配慮しています。

・ガイドブック・メンテナンスシートの作成


同制度を社内に浸透させるため、「1on1ガイドブック(上司編・部下編)」も作成。実施する上でのアドバイスや取り組み方法を紹介しています。さらに「メンテナンスシート」を作成し、実施方法や時間など、1on1を定期的に見直すことを促しています。


1on1ガイドブック(上司編・部下編)。(エイチームグループ提供)

社内アンケートによると、約9割の社員が日常的に1on1を実施しており、そのうちの95%の社員は「1on1は非常に有効」と回答しています。

・大規模シャッフル1on1の実施

過去には、上司・部下それぞれ30名ずつ募集し、社内ランダムで30組の1on1が実施されたこともあります。普段仕事をする仲間だけでなく、ナナメの関係づくりにも力を入れています。

(参考:「【1on1特集 #4】本音の暴露大会1on1で大号泣?!自分をオープンにしたコミュニケーションがそれまでの私を変えた」エイチームニュースより)

関連ページ:エイチームグループのカルチャー

マネーフォワード エンジニアに特化した社内制度の充実

OSSの著作権は従業員個人の物


マネーフォワードでは、オープン&フェアの精神を大切にしており、エンジニアが適切なOSS活動を行えるよう、独自のOSSポリシーを定めており、「ソフトウェアをOSSとして公開する場合、開発者個人が著作権者」となります。

「世の中の多くの人にとって価値があると思えるもの」は、積極的にOSSとして外に発信していくことを社内で推奨しています。

テックカンファレンス・コミュニティへの参加支援


国内外のテックカンファレンス・コミュニティへのスポンサー・出展を定期的に行っており、他サービス・技術への理解や他エンジニアとの交流がしやすい環境となっています。また、参加費用は会社が負担してくれます。

(参考:「Goがつなぐコミュニティーの輪を広げるために大事なたった1つの方法」同社カンファレンスの一例。moneyforward.comより)


MF Happy Hour


全社員が無料で参加可能な全社懇談会を毎月開催。雇用形態や部署を問わないため、他部署とのコミュニケーションが少なくなりがちなエンジニアも様々な既存社員と交流できます。

また既存社員だけでなく、内定者、選考中の候補者、応募検討者も参加可能なので、入社前に会社の雰囲気を体験する機会としても利用できます。

全体の割合としてまだまだ男性が多いエンジニアですが、同社では男性含む育休取得率100%の支部があるなど、エンジニアにとって働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでいます。

関連ページ:株式会社マネーフォワードのカルチャー

社内制度には、多くの場合、企業が従業員に求めている働き方や社員に対しての想いが反映されており、社内の色や雰囲気を知る上で重要な要素のひとつとなります。

ぜひ各社の「カルチャー」ページも合わせて見ていただき、それぞれの充実した社内制度を見比べてみてください。働くイメージがより具体化する、大きな一助となるかもしれません。



執筆者:
koko
koko
大手経済誌などWebメディアに所属。主に政治・経済系記事(著名人取材、ビジネスマインド、国際情勢等)の企画作成から取材、編集、執筆に携わる。
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